「今年はなぜか、何をしても空回りする」「去年まで順調だったのに、急に気持ちがすれ違いはじめた」。
恋愛や結婚のことで足踏みしているとき、自分の努力が足りないせいだと思い込んでしまう方は、本当に多いように感じます。
けれど宿曜占星術には、9年でひと巡りする運勢のリズムという考え方があります。それが「九曜星(くようせい)」です。
今の停滞は、あなたの問題ではなく「巡りの位置」かもしれない——そう思えるだけで、少し呼吸が楽になることがあります。
この記事では、九曜星の意味と運勢を9つの星それぞれについて、恋愛での出方までふくめて解説します。
あわせて、数え年から自分の九曜星を調べる方法と、恋の転機を見きわめるコツもお伝えしますね。
美月こんにちは、月城美月です。私が九曜星を知ったのは、婚約が白紙になった年でした。あとから調べたら、ちょうど「計都星」の年。当時は何もかも自分のせいだと責めていたので、「区切りの年だったのか」と知ったときは、涙が出るほどほっとしたのを覚えています。
宿曜の九曜星とは?9年でひと巡りする運勢のリズム


九曜星とは、1年ごとに移り変わり、9年で元に戻る運勢のサイクルを読む考え方です。宿曜占星術では「九曜流年法(くようりゅうねんぽう)」とも呼ばれます。
生まれた年を数え年1歳として、毎年ひとつずつ星が進んでいく——それだけの、とてもシンプルな仕組みです。
星が巡る順番は、次のとおりです。
- 羅睺星(らごうせい)
- 土曜星(どようせい)
- 水曜星(すいようせい)
- 金曜星(こんようせい)
- 日曜星(にちようせい)
- 火曜星(かようせい)
- 計都星(けいとせい)
- 月曜星(げつようせい)
- 木曜星(もくようせい)
木曜星の次は、また羅睺星に戻ります。
つまり9年前と今年は、同じ星の年ということ。「あのときと似た空気だな」と感じる年が定期的に訪れるのは、このリズムのせいかもしれません。
羅睺・計都という「目に見えない2つの星」
九曜のうち7つは、日・月・火・水・木・金・土という、私たちがよく知る七曜です。
残りの羅睺と計都は、実在する天体ではありません。インド占星術で日食・月食が起こる点(月の軌道と太陽の軌道が交わる場所)を、星に見立てたものです。
光をさえぎる場所、という成り立ちからか、この2つは古来「揺れる年」として扱われてきました。
ただ、影がさす年は、同時に「いらないものが見える年」でもあります。怖がるための星ではない、というのが私の実感です。
27宿との違いは「性格」か「時期」か
宿曜占星術の中心は、生まれた日の月の位置で決まる二十七宿(27宿)です。こちらはおもに、その人の性質や相手との相性を映します。
対して九曜星が示すのは「今、どんな時期にいるか」。
27宿が“あなたという人柄”なら、九曜星は“あなたが今立っている場所”。両方を重ねると、同じ出来事でもぐっと立体的に読めるようになります。
【関連記事】宿曜の7つの分類とは?27宿別の性格・恋愛傾向がわかる早見表つき
【早見表】あなたの九曜星の調べ方|数え年でわかる2ステップ


九曜星を出すのに、難しい計算は必要ありません。
用意するのは生まれた年の西暦だけです。
ステップ1|今年の「数え年」を出す
数え年は、生まれた年を1歳と数え、お正月ごとにひとつ増える年齢の数え方です。
計算はこれだけです。
今年の西暦 − 生まれた年の西暦 + 1 = 数え年
たとえば1988年生まれの方なら、2026年は「2026 − 1988 + 1 = 39」で、数え年39歳。
誕生日を迎えているかどうかは関係ありません。ここが満年齢との違いなので、少しだけ気をつけてくださいね。
ステップ2|早見表で自分の星を確認する
出した数え年を、下の表であてはめてください。
| 九曜星 | 該当する数え年 | ひと言でいうと |
|---|---|---|
| 羅睺星 | 1・10・19・28・37・46・55・64 | 迷いと再出発 |
| 土曜星 | 2・11・20・29・38・47・56・65 | 停滞と土台づくり |
| 水曜星 | 3・12・21・30・39・48・57・66 | 交流と学び |
| 金曜星 | 4・13・22・31・40・49・58・67 | 華やぎと恋の芽 |
| 日曜星 | 5・14・23・32・41・50・59・68 | 活躍と注目 |
| 火曜星 | 6・15・24・33・42・51・60・69 | 消耗とすれ違い |
| 計都星 | 7・16・25・34・43・52・61・70 | 区切りと手放し |
| 月曜星 | 8・17・26・35・44・53・62・71 | 安定とご縁 |
| 木曜星 | 9・18・27・36・45・54・63・72 | 実りと結実 |
数え年39歳なら「水曜星の年」。
ちなみに9歳・18歳・27歳……と9で割り切れる数え年は、すべて木曜星です。9で割った余りの数だけ、上から数えると考えてもいいですね。
切り替わりのタイミングには流派差があります
正直にお伝えしておきたいことがあります。
年運の切り替わりを元日とするか、立春(2月4日ごろ)とするかは、宿曜の流派によって扱いが分かれます。
1月〜2月上旬生まれの方は、両方の星を読んで「しっくりくるほう」を採用してかまいません。



私も独学9年のあいだ、この切り替わり問題でずいぶん迷いました。結論としては、去年・一昨年の出来事を両方の読み方で振り返ってみるのがいちばん早いです。当たっていたほうが、あなたの暦ですよ。
九曜星9つの意味と運勢一覧|恋愛での出方まで
ここからが本題です。9つの星それぞれの意味と、恋愛面での出方をお伝えします。
先に全体像を表にまとめました。「良い星・悪い星」ではなく、「動く年・整える年」として読むのがコツです。
| 九曜星 | 運勢の質 | 恋愛での出方 |
|---|---|---|
| 羅睺星 | 変転・迷い | 気持ちが定まらず揺れやすい |
| 土曜星 | 停滞・忍耐 | 進展が遅い。育てる時期 |
| 水曜星 | 交流・広がり | 人と会う機会が増える |
| 金曜星 | 喜び・華やぎ | 恋の芽が出やすい年 |
| 日曜星 | 盛運・発展 | あなたが選ばれる側になる |
| 火曜星 | 消耗・衝突 | 感情が先走りすれ違いやすい |
| 計都星 | 区切り・清算 | 別れや再会が起きやすい |
| 月曜星 | 安定・調和 | 関係が落ち着き深まる |
| 木曜星 | 実り・結実 | 形になりやすい。結婚に縁 |
羅睺星(らごうせい)|迷いのなかで方向が決まる年
9年サイクルのスタート地点にあたる星です。
新しい流れが始まる年でもあるのですが、その入口はたいてい「霧のなか」。何が正解かわからず、決めたことが翌月にはひっくり返る、というようなことが起こりやすい時期です。
恋愛では、気持ちそのものが揺れます。好きなのか情なのかわからなくなったり、急に別の人が気になったり。
この年に大きな決断を急ぐと、あとで「なぜあんなに焦ったんだろう」となりがちです。羅睺星の年は、決めない勇気がいちばんの開運になります。
土曜星(どようせい)|動かないけれど、根が伸びる年
ものごとの進みが遅くなる年です。返事が来ない、話が前に進まない、待たされる。そんな体感が増えます。
ただ土曜星は「土台の星」。目に見える変化がない代わりに、地面の下で根が伸びている時期だと考えてください。
恋愛でも、進展のなさに焦りが出やすいとき。
ここで無理に押すより、自分の生活を整えるほうが結果につながります。次の水曜星・金曜星の年に、この年の蓄えが効いてきます。
水曜星(すいようせい)|人と縁がつながりはじめる年
停滞を抜け、人との行き来が増える年です。誘われる、紹介される、久しぶりの連絡が来る。そんな小さな動きが積み重なります。
学びや情報にも縁がある星なので、新しく何かを始めるのにも向いています。
恋愛では、出会いの「入口」が開く年。ただし関係を深めるというより、まずは広がる年です。
この年に来た誘いは、気乗りしなくても一度は受けてみてほしいと思います。
金曜星(こんようせい)|恋の芽が出やすい、華やぎの年
九曜のなかでも、いちばん恋愛と縁が深い星です。
楽しいこと、美しいもの、人からの好意。そういった「与えられるもの」が増える年で、自分でも驚くほど気持ちが軽くなる方が多い時期です。
片思いなら、動くならこの年。復縁を望んでいる方にとっても、相手の警戒がゆるみやすい年です。
ただし華やかさに流されて、条件だけで人を選んでしまうことも。あなたが「安心できるか」を軸に置いてくださいね。
【関連記事】宿曜で片思いの相手を好きにさせる3ステップ|27宿別の近づき方
日曜星(にちようせい)|あなたが真ん中に立つ、盛運の年
9年のなかで、もっとも運勢が高い位置にくる年とされます。
仕事でも人間関係でも、あなたが注目され、頼られる場面が増えます。自信を取り戻しやすい時期でもあります。
恋愛では、追う側から「選ぶ側」に立場が変わる年。
気をつけたいのは、勢いのまま人を裁いてしまうこと。光が強い年は、影も濃くなります。やわらかさを忘れないでいたい年です。
火曜星(かようせい)|感情が先に走ってしまう年
エネルギーは高いのに、それがうまく出口を見つけられない年です。
頑張っているのに空回りする、いつもなら流せる一言に傷つく。そんな消耗が起きやすい時期。古い暦では「休運」とも呼ばれます。
恋愛では、言い方ひとつでこじれる年です。特にLINEやメッセージのやりとりは、感情が乗ったまま送ると誤解を生みがち。
「今日は送らない」と決める日をつくるだけで、驚くほど関係が守れます。



私の火曜星の年は、まさに送信ボタンとの闘いでした。夜中に長文を打っては消して……。宿曜を知ってからは「今年はそういう年」と思えるようになって、下書きのまま朝を待てるようになりました。それだけでも救われましたよ。
計都星(けいとせい)|終わりと始まりが重なる、区切りの年
羅睺星と対になる、もうひとつの「見えない星」の年です。
古い暦では厳しい年として書かれることが多いのですが、実際の体感としては「終わるべきものが終わる年」に近いと感じています。
恋愛では、別れと再会の両方が起こりやすい年。長く続いた関係に区切りがついたり、逆に何年も会っていなかった人から連絡が来たりします。
計都星の年に去っていく縁は、あなたを軽くするために離れていくことが多い——そう受け止めてみてください。
【関連記事】宿曜で「相手が戻ってくるサイン」7つ|復縁が近い人の共通点
月曜星(げつようせい)|静かに満ちていく、安定の年
荒れた時期を抜け、呼吸が整う年です。
派手な出来事は少ないかもしれませんが、人間関係が穏やかになり、日々が心地よく回りはじめます。宿曜が「月の運行」を土台にする占いであることを思うと、月曜星の年はいわば“帰ってくる”年です。
恋愛では、関係が深まりやすい年。相手の本音が見えたり、自然に将来の話が出たりします。
ドラマチックさはなくても、この年に育った縁は長く続きやすいと感じています。
木曜星(もくようせい)|9年の答えが形になる、実りの年
サイクルの締めくくりにあたる星です。
これまで積んできたものが、目に見える形になって返ってくる年。9つの星のなかで、もっとも吉意が強いとされます。
恋愛では、結婚・同棲・再出発など「決まる」出来事が起きやすい年。
逆にいえば、実らなかったものがはっきりする年でもあります。次の羅睺星に向けて、手にするものと置いていくものを選ぶ——そんな一年です。
九曜星から「恋の転機」を読む3つのコツ


星の意味がわかったら、次は使い方です。
九曜星は「当てるため」ではなく、力の入れどころを決めるために使うと、いちばん役に立ちます。
コツ1|動く年と整える年を分けて考える
ざっくり分けると、動きやすいのは水曜星・金曜星・日曜星・木曜星の年。出会いを増やす、告白する、次の段階へ進める——そんな行動が実を結びやすい時期です。
反対に羅睺星・土曜星・火曜星・計都星の年は、整える年。自分を立て直したり、関係の土台を作り直したりするほうが向いています。
コツ2|相手の九曜星も出して重ねてみる
意外と見落とされがちですが、相手にも相手の九曜星があります。
あなたが金曜星で動きたい年でも、相手が土曜星や火曜星なら、返事が鈍いのは当たり前。冷めたのではなく、そういう年にいるだけかもしれません。
ふたりとも動きやすい年が重なったときが、いちばんの好機です。
連絡が返ってこない理由を「嫌われた」と決めつける前に、相手の巡りも一度見てあげてくださいね。
コツ3|年で流れを見て、月と日で行動を決める
九曜星でわかるのは、あくまで一年の大きな流れです。
「今年は整える年」とわかっても、その中に良い月・良い日は必ずあります。年運で方針を決め、月運と日運で具体的なタイミングを決める。この二段構えが、宿曜のいちばん実用的な使い方です。
【関連記事】宿曜の月運の読み方|3ステップでわかる今月の恋愛運
九曜星を読むときに気をつけたい3つのこと
最後に、私自身が遠回りした経験から、お伝えしておきたいことがあります。
- 凶星の年を「何も起きない年」と決めつけない……羅睺・計都・火曜の年に結ばれるご縁も、実際にたくさんあります
- 結果を星のせいにしない……九曜星は流れであって、あなたの選択を決めるものではありません
- 健康やお金の判断を占いだけに委ねない……体調やお金の不安は、必ず専門家に相談してください
宿曜は、未来を言い当てるためではなく、今の自分を責めずにいるための道具だと私は思っています。
「今年はそういう年だから、大丈夫」。そう思えたとき、人はまた前を向けるものです。



とはいえ、自分のことになると読みが甘くなるんですよね。私も「これは本当に手放すべき縁なのか」と迷ったときは、第三者の目を借りるようにしています。ひとりで抱えて夜中に検索し続けるより、ずっと早く落ち着けますよ。
九曜星についてよくある質問
Q. 九曜星と九星気学の「九星」は同じものですか?
まったく別のものです。
九星気学は一白水星・二黒土星などの九星を使う中国由来の占術で、宿曜の九曜星はインドから空海が伝えた密教系の考え方です。名前が似ているため混同されやすいので、調べるときは「宿曜 九曜星」で探すと迷いにくくなります。
Q. 満年齢で計算してしまいました。やり直しが必要ですか?
はい、数え年で出し直してください。
満年齢のままだと、誕生日前の方は星がふたつずれてしまいます。「今年の西暦 − 生まれ年 + 1」で計算し直してみてくださいね。
Q. 悪いとされる年に、告白や結婚をしてはいけませんか?
そんなことはありません。
九曜星が示すのは「進みやすさ」であって、可否ではないからです。ただ、羅睺星や火曜星の年は判断が揺れやすいので、ひと呼吸置いて決めることをおすすめします。
Q. 27宿の運勢と九曜星の内容が食い違うときは?
矛盾ではなく、層が違うと考えてください。
九曜星は9年サイクル、宿曜にはさらに27年で巡る「大運」という長い流れもあります。短い波と長い波が逆を向くことは普通にありますので、まずは長いほうの流れを優先して読むと整理しやすくなります。
【関連記事】宿曜の大運の見方|27年で巡る運気と恋の転機がわかる3ステップ
まとめ|九曜星は、自分を責めないための地図
この記事の要点を、もう一度まとめます。
- 九曜星は9年でひと巡りする年運のリズム(羅睺→土曜→水曜→金曜→日曜→火曜→計都→月曜→木曜)
- 調べ方は「今年の西暦 − 生まれ年 + 1」で数え年を出し、早見表にあてはめるだけ
- 動きやすいのは水曜・金曜・日曜・木曜の年、整える年は羅睺・土曜・火曜・計都の年
- 相手の九曜星も重ねると、返事が遅い理由まで見えてくる
- 凶星の年でも良縁は結ばれる。星は可否ではなく「進みやすさ」を示すもの
うまくいかない年に、自分の魅力や努力を疑ってしまう気持ち、私にも覚えがあります。
でも巡りの位置がわかれば、待つことは「あきらめ」ではなく「準備」に変わります。
あなたの今年の星が、少しでも心の支えになりますように。



もし「今の彼との縁は続くのか」「この年の揺れをどう扱えばいいのか」まで知りたくなったら、宿曜に詳しい鑑定士さんに相性を見てもらうのも一つの手です。初回無料で試せるところもあるので、私も迷いが深い時期には頼っています。ひとりで抱え込まないでくださいね。








