宿曜占星術を調べていくと、「東方七宿」「南方七宿」といった四方位(しほうい)という言葉に出会います。
27宿それぞれの性格は調べたけれど、方位でまとめるとどう見えるのか。
そこまで丁寧に書いてあるページは、意外と少ないですよね。
四方位は、あなたの宿が「どんな季節のエネルギーを持って生まれたか」を教えてくれる、大きな地図のようなものです。
この記事では、四方位の意味と27宿の振り分け一覧、方位ごとの性格・恋愛傾向、そして相性の見方までをまとめました。
「なぜ自分はいつも同じところでつまずくんだろう」という気持ちが、少しでもほどけたらうれしいです。
美月こんにちは、月城美月です。わたしは占い師ではなく、宿曜に救われたひとりの当事者です。四方位を知ったとき、「自分の性格の”クセ”は欠点じゃなくて、生まれ持った方角の性質だったんだ」と、肩の力が抜けたのを覚えています。
宿曜の「四方位」とは?27宿を東西南北にわける考え方
四方位とは、27の宿を「東・南・西・北」の4つのグループに分ける、宿曜のいちばん大きな分類です。
宿曜占星術は、空海が日本に伝えたとされる「月の運行」を読む占術です。
月が空を一周する約27日間の道すじを27に区切ったものが二十七宿で、その道すじを天球上の方角ごとにまとめたものが四方位にあたります。
四方位は「四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)」とセットで読む
それぞれの方位には、古代中国の天文思想から受け継いだ四神(しじん)という守護の獣が結びついています。
方角そのものが持つ季節感と重ねると、性質がぐっとイメージしやすくなります。
| 方位 | 四神 | 季節のイメージ | 性格キーワード |
|---|---|---|---|
| 東方(7宿) | 青龍 | 春・芽吹き | まっすぐ・開拓・行動力 |
| 南方(7宿) | 朱雀 | 夏・盛り | 華やか・情熱・表現力 |
| 西方(7宿) | 白虎 | 秋・実り | 現実的・芯が強い・粘り |
| 北方(6宿) | 玄武 | 冬・静けさ | 内省的・慎重・再生力 |
北だけ6宿なのはなぜ?二十八宿との違い
一覧を見て「北だけ数が合わない」と気づいた方は鋭いです。
もともと天球の区分は二十八宿で、東西南北に7宿ずつきれいに並んでいました。
ところが日本の宿曜占星術では、月の運行の実際に合わせるかたちで北方の「牛宿」を用いず、27宿で読むのが一般的になっています。
そのため北方だけが6宿になっているのですね。
【一覧表】あなたの宿はどの方位?四方位別・27宿早見表
まずはご自身の本命宿がどの方位に属するかを確認してみてください。
お相手の宿もあわせて見ておくと、このあとの相性の話がぐっと立体的になります。
| 方位(四神) | 属する宿 |
|---|---|
| 東方・青龍 | 角宿・亢宿・氐宿・房宿・心宿・尾宿・箕宿 |
| 南方・朱雀 | 井宿・鬼宿・柳宿・星宿・張宿・翼宿・軫宿 |
| 西方・白虎 | 奎宿・婁宿・胃宿・昴宿・畢宿・觜宿・参宿 |
| 北方・玄武 | 斗宿・女宿・虚宿・危宿・室宿・壁宿 |



わたしは北方の宿です。「心を開くのが遅い」と言われ続けてきたのですが、冬の宿だと知ってから、遅いのではなく”じっくり根を張るタイプ”なんだと受け取り直せました。急かさなくていいんだ、と思えたことが救いでした。
四方位別の性格と恋愛傾向【東・南・西・北】
ここからは、方位ごとの性格の芯と、恋愛で出やすいクセを見ていきます。
同じ方位の宿には、育ち方も職業も違うのに、驚くほど似た「心の動かし方」があります。
27宿それぞれの個性はもちろんありますが、まずは大きな傾向としてお読みくださいね。
東方・青龍七宿の性格|まっすぐで、駆け引きが苦手な人
春の芽吹きにあたる東方は、「始める力」を持った方位です。
思い立ったら動ける行動力があり、正直で、裏表が少ない。
気持ちを溜め込まずに出せるぶん、周囲からは頼りにされやすい人たちです。
- 角宿:独自の感性を持ち、まっすぐに突き進む
- 亢宿:面倒見がよく、頼まれると断れない
- 氐宿:情に厚く、身近な人を大切にする
- 房宿:華やかで人を惹きつけ、可能性を広げる
- 心宿:直感が鋭く、思いを一点に注ぐ
- 尾宿:粘り強く、決めたことをやり抜く
- 箕宿:さっぱりしていて、切り替えが早い
恋愛では、好きになると一直線。
気を持たせるような駆け引きが苦手で、「好き」も「寂しい」もそのまま伝えてしまうところがあります。
それが誠実さとして届く相手なら最高のご縁になりますが、感情を出すのが苦手な相手には「重い」と誤解されることも。
言葉にする前に一呼吸置くだけで、伝わり方が変わっていきます。
南方・朱雀七宿の性格|華やかで、感受性がとても細やか
夏の盛りにあたる南方は、「表現する力」の方位です。
人の輪の中で自然と目を引き、場を明るくする空気を持っています。
同時に、人の表情や声のトーンの変化に気づきすぎるほど気づく、繊細な感受性もあわせ持ちます。
- 井宿:好奇心が旺盛で、知識を分け合うのが好き
- 鬼宿:芯に強い信念があり、守るものには一途
- 柳宿:感情が豊かで、好き嫌いがはっきりしている
- 星宿:美意識が高く、こだわりを貫く
- 張宿:責任感が強く、まとめ役になりやすい
- 翼宿:ロマンチストで、理想を追いかけられる
- 軫宿:自分の世界を大切にする、精神性の高さ
恋愛では、感情の振れ幅がそのまま愛情の深さになります。
尽くしたぶんだけ返ってこないと感じたときの落ち込みも大きく、「察してほしい」が募りやすいのが南方の切ないところ。
ひとりで抱えず、早めに言葉にできると関係が長続きしやすくなります。
【関連記事】宿曜の六大強宿とは?6つの宿の性格・運命と恋愛での出方を解説
西方・白虎七宿の性格|芯が強く、素直になるのに時間がかかる
秋の実りにあたる西方は、「かたちにする力」の方位です。
現実的で計画性があり、ここぞという場面での粘りが違います。
感情に流されず、生活や将来をきちんと考えられる堅実さがあります。
- 奎宿:穏やかで面倒見がよく、周囲に安心を配る
- 婁宿:情熱家で、負けん気の強さが原動力になる
- 胃宿:現実的で、着実に土台を築いていく
- 昴宿:気品があり、自分の基準を大切にする
- 畢宿:忍耐強く、まじめに積み上げられる
- 觜宿:頭の回転が速く、機転がきく
- 参宿:社交的で、人との縁を広げていける
恋愛では、一度心を決めた相手を長く思い続ける一途さがあります。
その反面、プライドが素直さの前に立ってしまうのが西方の課題。
本当は寂しいのに「別にいいよ」と言ってしまったり、謝るタイミングを逃したまま関係が冷えてしまったり。
心当たりのある方は、弱さを見せることは負けではない、とだけ覚えていてください。
北方・玄武六宿の性格|静かに深く、じっくり信頼を育てる
冬の静けさにあたる北方は、「内に蓄える力」の方位です。
思慮深く、人の言葉の奥にあるものまで感じ取ります。
にぎやかな場より、ひとりで考える時間から力を取り戻すタイプが多いのも特徴です。
- 斗宿:カリスマ性があり、自分の道を切り拓く
- 女宿:芯が強く、身内をとても大切にする
- 虚宿:独特の感性を持ち、心の機微に敏感
- 危宿:好奇心と度胸を併せ持ち、人を惹きつける
- 室宿:面倒見がよく、頼られると力を発揮する
- 壁宿:まじめで誠実、コツコツと信頼を積む
恋愛では、心を開くまでに時間がかかります。
けれど一度信頼した相手には、驚くほど深い愛情を注ぎます。
問題は、傷ついたときに黙って距離を取ってしまうこと。
本人は考えを整理しているだけでも、相手には「拒絶された」と映ることがあります。
「少し考える時間がほしい」の一言があるだけで、すれ違いはずいぶん減ります。



読んでいて「これ、元カレのことだ」と感じた方もいるかもしれません。責めるためではなく、”この人はこういう伝え方しかできなかったんだな”と理解するために使えると、四方位はとてもやさしい道具になります。
四方位でみる相性|同じ方位・向かい合う方位でどう変わる?
宿曜の相性は本来、命・栄親・友衰・安壊・危成・業胎という6つの関係で読みます。
ただ、四方位の位置関係を重ねると「なぜ噛み合わないのか」の理由が見えやすくなります。
ここは目安として、やわらかく受け取ってくださいね。
同じ方位どうし|安心できるけれど、刺激は少なめ
同じ季節のエネルギーを持つ者どうしなので、テンポや価値観が近く、一緒にいて疲れにくい組み合わせです。
ただし弱点まで似てしまうのが注意点。
お互い西方なら二人ともプライドが邪魔をして謝れない、お互い北方なら二人とも黙ってしまう、というふうに、同じ場所でつまずきやすくなります。
向かい合う方位(東⇔西・南⇔北)|惹かれ合うのに、すれ違う
正反対の性質は、自分にないものを持つ相手として強く惹かれます。
けれど付き合いが長くなるほど、その違いが不満に変わりやすい組み合わせでもあります。
感情を出す東方と、感情を飲み込む西方。
言葉にしてほしい南方と、沈黙で整える北方。
どちらが悪いのでもなく、心の動き方の速度が違うだけだと知っているだけで、責める言葉は減っていきます。
【関連記事】宿曜で相性が悪い場合の付き合い方7つ|別れる前に試したいこと
隣り合う方位|ほどよく違って、補い合いやすい
東と南、南と西、西と北、北と東のような隣り合う関係は、季節が移り変わるようになだらかにつながります。
価値観が完全に同じではないぶん新鮮さがあり、それでいて理解も届きやすい。
穏やかに続いていきやすい組み合わせといえます。
四方位を恋愛・復縁に活かす3つのヒント
1. 相手の沈黙を「方位のクセ」として翻訳する
連絡が減ったとき、多くの方が「気持ちが冷めた」と受け取ってしまいます。
けれど西方や北方の宿の人にとって、沈黙は拒絶ではなく整理の時間であることが少なくありません。
方位を知っておくと、追いかけるべきときと、待つべきときの見分けがつきやすくなります。
2. 自分の方位の「出やすいクセ」を先に伝えておく
「わたしは考えるのに時間がかかるタイプなの」「不安になると言葉が強くなっちゃうかも」。
そんなふうに先に自己申告しておくだけで、誤解の芽はかなり摘めます。
四方位は相手を分類する道具ではなく、自分を説明する言葉として使うと、いちばん力を発揮してくれます。
3. 方位だけで決めつけない
四方位はあくまで、27宿を大きくとらえたときの傾向です。
同じ北方でも斗宿と壁宿ではまるで印象が違いますし、育った環境や今の状況でも表れ方は変わります。
「この方位だから相性が悪い」と結論を出してしまうのは、いちばんもったいない使い方です。
当てるためではなく、腑に落とすために使ってあげてください。
【関連記事】宿曜で復縁のタイミングを見分ける3つのサイン|月の巡りが教えてくれること



とはいえ、自分のことになると急に読めなくなるんですよね。わたしも「これは待つ時期? それとも動く時期?」がどうしても判断できず、はじめて人に相談したことがあります。誰かに一度言葉にしてもらうだけで、驚くほど気持ちが軽くなりました。
宿曜の四方位に関するよくある質問
Q. 自分の四方位はどうやって調べますか?
まず生年月日から本命宿(27宿のうちのひとつ)を出し、その宿を上の早見表にあてはめれば方位がわかります。
宿は生まれた日の月の位置で決まるため、誕生日が近くても宿が違うことはよくあります。
Q. 四方位と「六大強宿」は別のものですか?
はい、まったく別の切り口です。
四方位は天球上の方角による分類、六大強宿は宿そのものの力の強さに注目した分類になります。
両方あわせて見ると、その人の輪郭がより立体的に見えてきます。
Q. 相性は四方位だけで判断していいですか?
おすすめしません。
宿曜の相性は6つの関係性で読むのが基本で、四方位はその背景を理解するための補助線と考えるのがちょうどよい距離感です。
Q. 方位によって「悪い宿」はありますか?
ありません。
四方位は春夏秋冬のように、どれも巡りの中で必要な性質です。
強みと課題が表裏一体になっているだけで、優劣を示すものではないとお考えください。
まとめ|四方位は、自分を責めなくていい理由をくれる
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 四方位は27宿を東・南・西・北に分ける大きな分類で、青龍・朱雀・白虎・玄武の四神と結びつく
- 東方は「まっすぐ」、南方は「華やかで繊細」、西方は「芯が強い」、北方は「静かで深い」
- 向かい合う方位(東⇔西・南⇔北)は惹かれ合うぶん、すれ違いも起きやすい
- 四方位はあくまで補助線。決めつけずに、理解のために使う
ご自身の方位を知ると、これまで「直さなきゃ」と思っていた性格が、少し違って見えてくるはずです。
駆け引きが下手なのも、素直になれないのも、黙ってしまうのも、あなたが生まれ持った方角の性質。
変えるのではなく、扱い方を覚えていけばいいのだと、わたしは思っています。



それでも、目の前の関係をどうしたらいいかは、宿だけでは答えが出ないこともあります。今の気持ちを誰かに聞いてもらいたい日は、無料分だけでも試してみてくださいね。あなたの巡り合わせが、やさしい方へ向かいますように。








